1つのメモから、X投稿とnote記事を分けて作る手順

Xに投稿した文を、noteの編集画面に貼り付ける。その前後に説明を足して、1本の記事の長さにしようとする。

こうして作ったnote記事は、長いX投稿のように読めます。逆に、noteの記事を縮めてXに出すと、要点を並べただけの投稿になります。どちらも、同じ文を2つの場所に合わせて伸ばしたり縮めたりしているからです。

同じ話をXとnoteの両方に出すときは、書く部分を分けます。Xには一場面だけを書き、noteには手順と判断の理由を書きます。Xの文は、noteに貼りません。

Xとnoteでは、メモから使う部分が違う

ここで言う使い分けは、1つのメモを「一場面」「手順」「判断の理由」に分けて、Xには一場面を、noteには手順と判断の理由を書くことです。

Xの投稿は短く収める必要があります。開発者向けの公式資料(2026年10月時点)には、投稿は280文字までで、日本語の文字は1字を2として数えると書かれています(X Developer Platform: Counting characters)。日本語だけなら140字ほどです。手順と理由をこの長さに詰めると、どちらも途中で切れます。

note記事のほうは、読者が同じ作業を自分でやるために開きます。一場面だけでは、何をどの順にやればいいかが分かりません。

X note
書く部分 一場面(何をしていて、何が見えたか) 手順と判断の理由
読者が持ち帰るもの 自分にも起きていそうだ、という気づき 同じ作業をやり直せる手順
長さの目安 日本語で140字ほど 手順と理由が全部入る長さ

メモを3つに分けてから書く

書き始める前に、メモを3つに分けます。

  1. 一場面:何をしていて、何が見えたか。出来事を1つ
  2. 手順:同じことをやり直すための操作を、順番どおりに
  3. 判断の理由:その操作を選んだ理由と、選ばなかったやり方

たとえば、次のようなメモがあるとします(説明のための例です)。

先週のX投稿の本文をフォルダに集めて、Claude Codeに1行目だけを一覧にしてもらった。並べたら、ほとんどが同じ書き出しだった。本文全体を読ませると内容の話になってしまうので、1行目だけにした。

このメモの一場面は「1行目を並べたら、同じ書き出しが続いていた」です。手順は「本文を集める、1行目を一覧にする、書き出しの形を比べる」。判断の理由は「本文全体ではなく1行目だけを並べたのはなぜか」です。

分ける作業はClaude Codeに頼めます。この段階では、文章はまだ書かせません。

📋 プロンプト

memo.md を読んで、内容を次の3つに分けてください。文章は書かないでください。

- 一場面: 何をしていて、何が見えたか。1つだけ
- 手順: 同じことをやり直すための操作。順番どおりに番号を付ける
- 判断の理由: その操作を選んだ理由と、選ばなかったやり方

メモに書かれていないことは足さないでください。
空いている項目には「メモに無い」と書いてください。
結果は split.md に保存してください。

「メモに無い」と書かせるのは、空いた項目をAIがもっともらしい文で埋めてしまうからです。埋められた文は、自分がやっていないことの説明になります。

Xには、一場面だけを書く

Xの投稿は、split.md の一場面から作ります。手順と判断の理由は入れません。

タイムラインを流している人に、手順の1番目から読んでもらうのは難しいからです。何が見えたかを1つだけ書けば、140字ほどでも話が閉じます。

一場面が2つ以上取れたメモは、投稿も2本に分けます。1本に2つ入れると、どちらの場面も説明が足りなくなります。

📋 プロンプト

split.md の「一場面」だけを使って、Xの投稿を1本書いてください。

- 日本語で140字以内
- 手順と判断の理由は書かない
- メモに無い体験、数字、成果は書かない
- 1行目には、見えたことをそのまま書く
- 最後に「やり方はnoteで」のような予告を付けない

予告を外すのは、投稿をそれだけで読める1本にするためです。noteへのリンクを付けたいときは、本文ではなく自分の投稿へのリプライに置きます。週に何本出すかの決め方は「X発信をAIで続ける手順」に書きました。

noteには、手順と判断の理由を書く

note記事は、split.md の手順と判断の理由から作ります。Xの投稿文はAIに渡しません。

投稿文を渡すと、AIはその文を書き出しに使い、残りを説明で伸ばしがちです。140字に合わせて削った文は、記事の書き出しとしては情報が足りません。

一場面は、記事の冒頭で1回だけ使います。読者が、なぜこの手順を読むのかが分かれば足ります。

📋 プロンプト

split.md の「手順」と「判断の理由」を使って、note記事の下書きを書いてください。

- 冒頭の段落だけ「一場面」を使い、なぜこの手順を読むのかが分かるようにする
- 見出しは手順の順番に合わせる
- 各手順のあとに、その操作を選んだ理由と、選ばなかったやり方を書く
- メモに無い体験、数字、成果は書かない
- Xの投稿文は使わない
- 下書きは note-draft.md に保存する

下書きができたら、Xの投稿と並べて読みます。投稿と同じ文が残っていたら、note側を書き直します。

判断の理由が「メモに無い」のままなら、その節は削って短い記事にします。理由を後から作ると、Xに出した一場面とつじつまが合わなくなります。

よくある質問

Xとnote、どちらを先に出しますか

どちらが先でも構いません。分けるのはメモの段階なので、先に書けたほうから出します。

一場面が見つからないメモは、どうしますか

Xには出しません。手順と理由だけのメモは、note記事の候補として残します。次に同じ作業をしたとき、見えたことを書き足します。

Xで反応がなかった話は、noteに書かないほうがいいですか

Xの反応は、一場面の書き方への反応です。手順を知りたい人がいるかどうかとは分けて考えます。反応の見方は「Xの反応をClaude Codeで振り返る、週1回の手順」に書きました。

今週やること

今週書いたメモを1つ開きます。

memo.md として保存し、上の1つ目のプロンプトで split.md に分けさせる。一場面が取れたら、Xの投稿を1本だけ作る。noteの下書きは、手順と判断の理由が両方埋まっているときだけ始めます。

Xの投稿文は、noteの編集画面に貼らずに閉じます。

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